「地域学芸員」が案内する、季節別テーマコース ツアー報告

            布施川中流

2015年8月9
日(日)
川の生き物たちと親しもう

 今日も暑い日になりましたが、今年も黒部市吉田科学館との共催の季節企画「川の生き物たちと親しもう」にスタッフとして参加しました。連日の晴天で水が少なくなった布施川の中流で川の生き物観察が始まりました。ライフジャケットを着て、注意事項の説明を聞いてから川に入りました。今回の子供たちは積極的で、水に濡れても平気です。胸までつかって生き物を探しました。ヤツメウナギやシマドジョウ、シマヨシノボリ、ウグイ、アユ、タカハヤ、そしてモズクガニやトンボのヤゴもたくさん見つかりました。大きい川では珍しいトミヨも捕れました。捕れた生き物たちを皆で見せ合い、先生に魚の特徴などを教わりました。気温は37.5℃でとても暑く、水温も24℃と少し温めでした。次は生地の湧水の川での観察です。こんな所に魚がいるの、と思いながらアミをいれると、トミヨやウキゴリ、ドジョウ、子供たちに人気のアメリカザリガニもたくさん取れました。水草のミクリやバイカモも見つかりました。水温は19.5℃と高めでしたが、トミヨは20℃以下のきれいな水にしか生息できないこと、子供を産み育てるのには水草が必要なことなど、生き物たちが棲める環境を学びました。富山市方面からの参加者が多かったので、生地の共同洗い場の清水庵の清水に行きました。手を水につけて、ガマン比べです。水温が12.5℃で1分以上は無理でした。喉が渇いていたので、おいしくて冷たい水を飲みました。科学館に帰ってから、水の汚れ調べをしました。牛乳をこぼすと、10,000倍の水でうすめないと、魚が棲める環境にならないと教わりました。「水」は、すべての生き物たちに必要なので、汚さないようにしようと思いました。観察した生き物たちに感謝して、もとの所に返しました。 (K.H)

■講師
  長井 宗路 先生
  木戸 瑞佳 先生

■解説ガイド・スタッフ
  梶木 実   さん
  上島 克幸 さん
  中村 康昭 さん

■フィールドミュージアム水博物館 
   長谷川憲二 

 

■ルート

  黒部市吉田科学館−>布施川中流−>生地湧水の川−>生地の共同洗い場(清水庵の清水)−>黒部市吉田科学館


  注意事項の説明

川に入ります

生き物たちを探します

胸までつかってガンバリます
  
捕まえました

魚の特徴の説明

湧水の川

魚が棲める環境の話


冷たくてガマンできない!


冷たくて美味しい!

水の汚れ調べです

まとめ(写真をクリック)


   
人気のザリガニ
   

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