雪を冠した北アルプスの山々を車窓から眺めながら、春を探しにバスは黒部へと向かいました。「黒部市地域観光ギャラリー」では二班に分かれて新川地方の地形などの説明を聞きました。天気が良かったので、松桜閣まで歩きました。ここでは、「キクバオウレン」が群生していて、最初の春を見つけました。宮野山運動公園で眺望を楽しんでいると、新幹線が駅に入ってきました。流水客土の説明を聞きながら上を見ると、「桜の芽」が膨らんで「もうすぐ春ですね!(二番目の春)」と言っているようでした。名水街道をとおり、生地駅前にある「清水の里」で「氷河の一滴」を味わいました。
「黒部市吉田科学館」での昼食後、「杉沢の沢スギ」にむかいました。「ショウジョウバカマ」や「ネコノメソウ」が三番目、四番目の春を告げていました。黒部川堤防の右岸を扇頂部に向けてバスは走ります。左右の段丘が身近にせまってきます。「墓ノ木自然公園」では、「ミズバショウ」が見事(五番目の春)で、皆で歓声を上げました。まだ葉を付けていない木々には「ヤドリギ」が沢山見られました(六番目の春)。今日のおかずにフキノトウを摘でいる人もいました(七番目の春)。「愛本橋周辺」では「コシノコバイモ」を探しました。最後の春を見つけて、今日のツアーは終了しました。 (K.H) |
|
■解説ガイド・スタッフ
山本 隆治 さん
中村 康昭 さん
■フィールドミュージアム水博物
長谷川憲二
|